『楽曲分析(アナリーゼ)のやり方(上巻): ~演奏家と作曲家と指導者・教育者のために』
あるコード上で使うことができるスケール=Code Scaleに重点を置く。実際読むまで知らなかったスケールが多くあり、自信の勉強不足を痛感させられた。 まずは本書に登場するすべてのスケールを試すことが当面の目標。
書籍情報
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紹介文
アナリーゼに必要な理論とテクニックを段階的に習得していくための書籍です。理論習得+実際の作品の抜粋譜例をアナリーゼしていくことで段階的にアナリーゼのやり方を身に付けていきます。
上巻、中巻、下巻の予定ですが、本巻(上巻)ではポピュラー理論を土台にアナリーゼの基礎となる楽曲のハーモニーの側面のアナリーゼの習得が可能です。
副属7やサブドミナントマイナーなどの音楽理論は作曲でもアナリーゼでも全く同じなので、筆者の別著『作曲基礎理論』と重複している部分も多く、画像も流用している部分がありますが、作曲視点ではなく、アナリーゼ視点で書かれているのが本書の特徴です。 音楽理論をしっかり理解しているはずなのに、実際の音楽作品をアナリーゼしてみるとわからない部分が出てくるという方にお勧めです。
書影
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目次
度数と音程
調と音階
コードに関する補足
非和声音について
アナリーゼ練習①
ドミナントコードの様々な形態 その②
ここまでのまとめ①
ここまでのまとめ②
コードスケールの補遺
実際のアナリーゼでのコードやスケール判定のヒント
II→VのIIの変化型と副属7のII→VのII
サブスティチュート・ドミナント&第5音の下方変位
ペダル音とオスティナート
ここまでの総復習
アナリーゼに迷うようなケース
作曲家志望の方へのアドバイス
スタイル分析と個別作品の分析
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